これが淫夢ってやつか!! 僕史上最強のエロい体験だったので書いてみた!

Pocket
LINEで送る

淫夢

 

朝、布団から抜け出し、窓の外に目をやると今日も見事なまでの曇り空。紅葉の様子が気になる僕としてはガッカリだ。それでも、今日はアポイントもないし、午前中、日が差してきたら烏川渓谷の紅葉の進み具合でもチェックしに行ってみようか・・・などと思いながら、コーヒーを入れてPCを開いた。

昨晩やりかけたスタイルシートの編集を始めて暫くした頃、僕は眠気に襲われ、ウトウトと・・・。いかん、いかんと気を取り直して、PCの画面に向かうが、やはり、またウトウト。そんな事を数回繰り返した後、僕は夢の中にいた・・・。

 

大きな施設の建物の前の駐車場に車を停めて降りるところから夢は始まった。大きな建物だが、それが企業のものなのか、大学のものなのかも分からない。全体的な雰囲気からすれば大学の建物のイメージに近いのかもしれない。とにかく、何の施設の建物かは分からないが、寮併設の建物で、今日からここが、僕の生活の場になることだけは分かっていた。僕の中には、仕方なくここで生活する事になったという感覚があったが、かと言って、特別、嫌という感覚もなかった。

入口は、小学校や中学校の昇降口のイメージだ。そこで僕は靴を脱ぎ、スリッパに履き替えて建物の中へ。正面はちょうどホテルのフロントのような感じで、昇降口のすぐ横は、大きな食堂になっていた。かなり洒落た感じの学食っていうイメージだ。フロントにも食堂にも大勢の人がいたが、不思議と誰一人として顔が出てこない。

 

自分の部屋に向かう前に、受付けの時間があったので、僕はロビーのソファーに腰をおろし、一休みしていた。そこへ、今日から僕がこの施設で生活する事を聞きつけた古い知人が突然訪ねてきた。彼は唯一、この夢の中で顔が出てきた人物だ。彼の訪問は、僕は正直、あまりいい気がしなかった。なぜなら僕はとにかく眠くて、さっさと自分の部屋に行って眠りたかったからだ・・・。

しかし、彼の大学時代の友人が、今は大学教授をやっていて、ちょうど今、この施設の講堂で講演会をやっているから、それを聞きに行こうと彼は言う。しぶしぶ僕は講堂前までついて行ったが、やはり眠くて、とても講演なんか聞く気になれず、僕は講堂の外のベンチで待つことにした。

ベンチに座っていると、やはり眠くてウトウトしてしまう。なぜか僕の中には、彼が来てくれているのだから寝てしまっては申し訳ないという意識が強くあり、眠気覚ましに講演会の間、この施設の敷地でも散歩してみようと、外にでた。敷地はとても広く、その時の僕のイメージは大学のキャンパスだったけれど、後でよく考えてみると、敷地内の風景は京都御所によく似ていた。

敷地内を歩く人はまばらで、僕は一人、あっ、こんなところにワレモコウが咲いてる!とか、ススキもあるなーとか、講演会が終るであろう頃まで、敷地内を散策してから、再び、施設の建物に戻った。ふと、学食のような食堂を覗くと、もうとっくに講演会は終わっていたようで、彼は、友達の大学教授と、えらく盛り上がって話をしていた。僕は「こりゃ、長くなるな・・・。」と思い、今度は、施設内を歩いてみる事にした。

 

施設内を歩いていて、僕は図書室を見つけ、入ってみた。あくまでも図書室という認識だけれど、ほとんどマンガ喫茶だ。いつもの僕なら、ここでマンガを読みふけるところだが、座ると途端に眠気が押し寄せてきて、マンガも読む気になれない。仕方なくコーヒーを一杯頼んで、壁にはめ込まれているディスプレイに流れる、ニューヨークやイエローストーン、ヨセミテなどのイメージムービーのような映像をボーっと眺めていた。

そのイメージムービーの中に時おり、お姉さんが出てくるわけだけれども、僕はなぜか、そのお姉さんらに、とてつもないエロさを感じてしまっていた。別に裸で出てくるわけでもなく、せいぜい水着だったり、レースクイーンのような格好で、なぜ、あれほどエロさを感じたのか、冷静な頭では全く分からないのだけれど・・・。

「なんかエロいな・・・。」
と思いながら、その映像を眺めていると、やはり、眠くてウトウトしてしまう。いかん、いかんと首を横に振って目を開くが、やはりウトウトしてしまう。とにかく僕は眠かったのだ・・・。

そんな事を何回か繰り替えした後、少しまどろんだ状態で、また映像にお姉さんが出てきた。「やっぱエロいは・・・。」と思った瞬間、突然衝撃が走り、僕の身体はディスプレイの映像の中に吸い込まれた。まどろんだ状態から一気に目が覚め、感覚が鮮明になる感じだった・・・。

ディスプレイの中に吸い込まれた僕は身動きが一切できず、目には何も映らない。しかし、周囲には、喘ぎ声が鮮明に溢れかえり、言葉では表現ができないのだけれど、肌に触れる空気がとてつもなくエロい。何も見えず、音と触感だけの世界だけれど、それが、恐ろしく研ぎ澄まされたような世界で、周囲から聞こえる喘ぎ声とエロい空気が、肌から体の中へと浸み込んでくるような感覚だ。

そうこうしているうちに、周囲から無数の手が伸びて来て、服を着ているはずなのに、服をそのまますり抜けて侵入し、その手は僕の頭の先から足のつま先までフェザータッチをしてきた。さらに耳元や首筋などには息が吹きかけられ、その快感たるや凄まじいものだった。しかも、不思議な事に、僕はこの時にあくまでも明らかに鮮明な体感として快感を感じていたのだ・・・。

とてつもないエロさと快感に包まれているにも関わらず、視覚的なエロさは一切ない。強いて言うなら、エロと快感の培養液の中で、SF映画のシーンに出てくるように僕自身が培養されているような感覚だ。

何時間、このエロと快感の世界に僕は身をまかせたろうか・・・。もう、ずっとこのままでもいいなんて思いも心の片隅に芽生え始めていたが、不思議な事に、エロと快感の培養液の中の僕は冷静に、「ディスプレイに吸い込まれるなんていうバカな事はない。あのマンガ喫茶みたいな図書室で、イメージムービーを見ながら寝てしまって、今は夢を見ているのだ。知人が訪ねて来てくれているんだから、起きなければ!」と考えていた。

しかし、あまりの快感に起きなければ!という思いはにぶり、あともう少し、もう少しと、どれだけその世界に留まってしまったろうか・・・。そこで、ふと、もう幾日経ったろうか?これだけ長時間滞在して、マンガ喫茶に支払うだけの金を僕は持っていたのだろうか?(この時は完全に頭の中で図書室ではなくマンガ喫茶になっていました。)やばい!やはり、起きなければ!と思った瞬間に目が覚め、目が覚めた僕は、マンガ喫茶ではなく、家のPCの前でよだれを垂らしていました。

目が覚めて、やばい!ひょっとしてもう夕方か!?
と思って時計を見ると、不思議な事に、ほんの30分ほどしか僕は寝ていなかったようです。

明晰夢ってのとは、ちょっと違うけれど、触感なんか恐ろしい程リアルでしたし、ある意味、現実以上に感覚が研ぎ澄まされていて、不思議な体験でした。それに夢の中とは言え、これほどのエロさと快感を僕は初めて味わいました。まさに、これこそ淫夢だろうと思える夢でした。夢を見ている間、僕の脳みその中には快感物質がドバドバと放出されていたんでしょうかね~・・・?

ふと、窓の外を見ると、日の光が差し始めていました。
烏川渓谷の紅葉の様子でも見に行ってみようか・・・・。

 

 

Pocket
LINEで送る

YASUKE YAMURA

これまでのコメント

  1. Toshiyuki より:

    夢を見た人も、こういった内容は書かない方が多いのに、敢えて書いてくださってとても興味深く拝見しました。
    何がそういった夢を観させるのか不思議ですね。現実の生活の恋愛や性欲などとは関連がないとも聞いたような気がしますが。
    忘れてしまう前に書き留めておくと、後々、参考になりそうですね。

    • 矢村やすけ より:

      安曇野好きの方に、こんな記事まで読んで頂き恐縮です。(^^;
      いちおう、一番上のイメージ画像は安曇野を意識して、荻原碌山の「デスペア」のポーズにしてみました。(^^;
      僕は芸術はからっきしダメなんですけど、荻原碌山も、物語をとおして作品を見ると興味深くみれたりします。
      以前、荻原碌山の「文覚」について書いた記事がありますので、もし、興味があればご覧ください。(^^;
      http://yamura-yasuke.club/?p=1770

      今回の夢は、視覚情報が無いにも関わらず、恐ろしくリアリティーを感じる夢で、夢というよりは体験に近い感覚で、なんとも不思議な夢だったので書いてみました。
      夢の始まりは、エロさのかけらもなく、それが突如として究極のエロが始まるってのも、なんか不思議でした。しかも視覚情報的なエロさではなく、脳の中枢にダイレクトに入り込むエロって感じで、ある意味、貴重な体験だったかもしれません。

      そして、起きなければと思って、突如として夢が終り目が覚めるわけですけど、きっと死ぬ時って、こんな感じで、ただ目が覚めないだけのことなんじゃないかと思ってもみたり・・・。(^^;
      人間の脳って、面白いですよね!!(^^)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

長野県中部の天気

ツールバーへスキップ