GIMPを使った単純な合成画像の作り方

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GIMPと言えば、言わずと知れたフリーのグラフィックソフトの最高峰でごぜーます。これが、無料なのか!と驚いてしまうくらいの高機能ソフトです。GIMPは元々、LINUX上で動くソフトだったわけですけど、今では、普通にWindowsにダウンロードして使えます。僕が初めてGIMPを触ったのは、10年以上前で、当時は、まだ、GIMPではGIFが扱えませんでしたが、今、見てみるとGIFも扱えるようになっており、もう、仕事とかで使うのでなければ、Photoshopなんか使わなくても・・・っていうくらいの完成度になってきているように思いやす・・・。(^^;

10年以上、GIMPは使った事がありませんでしたが、最近、Facebookとかで、お話をしていると、GIMPをインストールされている方が、けっこう、いらっしゃるので、久々に、僕もインストールして、使ってみやした。(^^;

ちなみにGIMPのダウンロードはこちらからできます。

インストールは特に難しくもなく、簡単に出来ますが、初回起動時に、フォントの読み込み途中などで、止まってしまい、「応答していません」なんて出てきたリする事がありますが、1時間くらい、放っておくつもりで、待っていると、起動してきます。次回の起動からは普通に起動するので、ご心配なく。(^^)

 

ということで、今回は、GIMPを使って、切り抜きとレイヤーマスクだけで、単純な合成の説明をやってみたいと思います。今回は、今年の5月に撮った田んぼの水鏡に7月に撮った安曇野のデゴイチを合成してみたいと思いやす。いちおう、下が完成イメージでやんす。

水鏡にデゴイチを合成

 

まずは、田んぼの水鏡の画像と安曇野のデゴイチの画像をGIMPで開き、合成する水鏡の画像に新規レイヤーを作成し、デゴイチの画像を貼り付けます。貼り付けたら、レイヤーパレットの錨マークをクリックして、フローティングレイヤーを固定します。

新規レイヤーにデゴイチの画像を貼付け

 

切り抜く範囲の選択をします。最後にレイヤーマスクを使用して、余分な所を消すので、大雑把な切り抜きでもいいんですが、それでも、出来る限り正確な選択の方が後が楽です。GIMPには「電脳はさみ」という便利な選択ツールがありやす。切り抜きたい範囲のポイントをポチッポチッとクリックしていくと、その区間を勝手に境界を判断して線を引いてくれます。最後に一番最初にクリックしたポイントをクリックすると、下の図のように囲まれます。

その囲まれた内部をクリックすると、選択範囲に変わります。これでデゴイチの部分が選択できたので、メニューの選択から選択範囲の反転をクリックして、選択範囲をデゴイチ以外に変えます。メニューの編集から切り取りをクリックすると、最初に選択したデゴイチ部分だけが残ります。ここで、メニューの選択より選択を解除します。

電脳はさみを使って切り抜き

 

デゴイチのレイヤーの上で右クリックし、レイヤーマスクを追加します。すると、レイヤーマスクの追加というのが出てくるので、「完全不透明(白)」にチェックが入っている状態で、追加ボタンをクリックします。

レイヤーマスクの追加

 

デゴイチのレイヤーマスクを選択した状態で、メニューの表示から表示倍率を200%にして細部を見やすくします。場合によっては、さらに表示倍率を上げてみて下さい。ツールパレットからブラシを選択し、余分な部分を塗っていきます。ブラシで塗った部分が、どんどん消えていきます。もし、消し過ぎてしまった時は、その部分を消しゴムで消してやると、元に戻ります。ブラシサイズを変えながら、細かな所を消していきます。今回は車輪の部分の細かな所は消さずに残しておきます。

塗りつぶして消していきます。

 

車輪の部分は、そのままデゴイチのレイヤーマスクを選択した状態で、ブレンドを選択し、モードを乗算に変更します。その状態で、車輪の下から真ん中くらいまでを垂直にドラッグすると、モアッとした感じで車輪の半分が消えます。

グラデーションマスク

 

デゴイチのレイヤーを選択した状態で、レイヤーの複製ボタンをクリックして、レイヤーを複製します。複製したレイヤーを、メニューのレイヤーから変形で垂直反転し、移動ツールを使って、元のデゴイチの画像の下に配置します。

レイヤーを垂直反転して移動

 

最後に複製反転させたレイヤーの不透明度を50%に変更します。本来ですと、少し歪めたり、波立たせたりして、馴染ませるんですけど、今回の場合、元の田んぼの水鏡が、ウユニ塩湖なみに完璧な水鏡なので、これで完成です。あとはJpeg形式でエクスポートして終了です。(^^;

レイヤーの不透明度を50%に

 

切り抜きとマスクだけの単純な合成の説明でしたけど、ちょっと遊ぶくらいの合成なら、これだけで、かなり色々と作れちゃうと思うので、楽しんでみて頂ければと思います。(^^)

 

 

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YASUKE YAMURA

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