Facebookと人間関係

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Facebookと人間関係

 

僕がFacebookに登録したのが2011年の9月だから、もうまもなくFacebookを使い始めて5年になることになります。最初はノリがよく分からず、とりあえず日々の身の回りの出来事を2、3行書いて投稿したり、ニュース記事をシェアしたりって感じで、今考えると、Twitterのノリに近いような感覚で使っていました。(^^;

半年くらい、そんな使い方をしていたんですが、ある時、安曇野の風景を写真に撮ってアップしたところ、「綺麗!」というコメントをたくさん頂き、それ以来、よく安曇野の風景をアップするようになりました。普段、通りすがりに「わ~、今日は綺麗だなー。」と思う風景って、その場で一人思って、それで終わってしまうんですけど、FBにアップすると、改めて、多くの人から共感してもらえます。(^^)

本来なら自分の心の中だけで終わってしまうものが、多くの人に共感してもらえるってのが楽しくて、それまで写真なんか、ほとんど撮った事がなかった僕が、今では、毎日のように通りすがりに写真を撮り、それをアップするのが日課になってしまっています。そのお蔭で、海外からも人が訪ねてきてくれたり、どうせならと、こうしてブログも書いてみたりと、個人的にも、いろいろと変わったかなと思います。

蓮華草のお花畑と常念岳

 

僕は上に書いたようにFacebookは風景写真の投稿がメインのような使い方になってしまっていますが、人によって使い方は様々だと思います。

中にはビジネス目的オンリーの方や単なるリサーチ目的で使われている方もいらっしゃると思いますが、基本的には、こういったSNSをなぜ使うかと言えば、みな人との繋がり求めるからなんだと思います。普段、人と知り合うって場合は、どうしても知り合える範囲が限られてきます。ところが、こういったSNSって、場所も時間も職種も何もかも飛び越えて繋がっていくわけで、ある意味すごいと思います。

とは言え、その繋がりの濃密さは人によって変わってきますし、繋がり方によっても変わってきます。例えば、Facebookで、とにかく友達の数を増やすために、誰かれ関係なく、片っ端から友達申請をする方もいらっしゃいます。そうした場合、ただ名刺を配ってるようなもので、そのほとんどが、赤の他人のままの状態で知り合いレベルになる事は少ないような気がします。(^^;

 

Facebookは実名登録だから人間関係は濃密になりやすいかも・・・

あちこちのサイトで解説されていたりもしますが、一口にSNSと言っても色々とあり、代表的なFacebookとTwitterを比べても、投稿内容がそれぞれの仕様の違いにより適したものと適さないものがあったりします。

そしてFacebookは基本的に実名登録ということもあり、何でもかんでも好き勝手発言するのではなく、ある程度、世間体を気にして発信する傾向があるように思います。逆にFacebookは実名な分、他のSNSに比べると、人間関係の感覚がリアルに近いものがあり、人間関係も濃密になりやすい傾向があるような気がします。この辺りが年齢層の高いユーザーが多い一つの理由なのかなとも、僕は思ったりしています。(^^;

 

Facebookと他者からの評価

ここで、他者からの関心や自分に向けられる感情とか、そういったものを全て含めて「評価」っていう表現を使わせてもらうと、人間は、あらゆる状況、場面で、他者の評価を常に気にする生き物です。自分はそんものは気にしてない!なんて言う人もいるかもしれませんが、他者から全く評価されない状態、つまり、世界中、全ての人が自分を無視する状況を想像してみてもらえれば、如何に自分が他者の評価によって生かされてるかが分かるかと思います。そのくらい、人にとっては他者からの評価は大事なものであり、ある意味、一生涯のテーマでもあります。

その他者からの評価が、SNSでは可視化されています。Facebookであれば、「友達の数」だったり「いいね」だったり「コメント」だったりするわけです。もちろん、意味のない「友達の数」や、意味のない「いいね」もありますが、多少なりとも、皆さん気にはされている部分だと思います。

でも、別に「友達の数」や「いいね」が多くても、ビジネス的に使う場合の例外を除けば、実生活で特に得になる事は基本的にはありません。それにも関わらず、中には、やたら友達申請をしたり、なんでもかんでもタグ付けして、「いいね」を押してもらおうとしたりする人が出てきます。これは、やはり他者からの評価を欲する人間の根源的な部分からくる行動なのかもしれません・・・。
とは言え、大多数の常識的な方は、そんな事をしても意味がないことを知っているわけですけど・・・。

 

Facebook上の人間関係

上で、Facebookは実名な分、人間関係がリアルの感覚に近くなるなんて話を書かせて頂きましたが、その為か、いろんな方のお話を伺ってると、Facebook上での人間関係のトラブルもけっこうあるようです。簡単なトラブルから深刻なものまで、色々のようです。

コミュニケーションである以上、リアルであろうがネット上であろうが、被る部分がほとんどだと僕は思います。ですから、リアルで人間関係に悩む人はネット上でも悩むケースが多く、リアルで人間関係に悩まない人は、やはりネット上でも、悩まないような気がします。

 

ネット上の特殊性もあるけどリアルとの共通点も多い

もちろん、ネット上のコミュニケーションによる特殊性はあります。
例えば、ネット上では、目顔が見えない文字だけのやり取りが多いわけです。その為、こちらのニュアンスが伝わらず、相手に違った捉えられ方をしてトラブルになる事は、ありがちです。文字だけで表現する以上、その辺は注意しないといけない部分だとは思います。

冗談も、相手によって通じるものと通じないものがあります。この辺はリアルと全く同じだと思うんですが、なぜかネット上になると、その区別がつきにくくなってしまう傾向の人もいるので、その辺も人によっては注意する部分かと思います。

また、他の人にはコメントを返してるのに自分だけ返してもらえなかったと、落ち込んだり、怒ったりしてる人もたまに見かけますが、コメントってFacebookである以上、友達の数が増えると、見落とすことも多々あります。こういった方って、ある意味、真面目というか、Facebookに対して真剣に取り組んでいるというか、そんな印象を受けます。その人の性格にもよるとは思いますけど、所詮はFacebook上のお付き合いなので、もっと力を抜いて、あまり細かな事にこだわらずに使ってみられてはと、個人的には感じてしまいます。こういった細かな事を気にする人と気にしない人は、リアルでもありますよね。(^^;

あと、シェアでトラブルになるケースもよく耳にします。Facebookのシステム自体がシェア拡散が基本なので、勝手にシェアされたと怒ってみても仕方がないような気もしますが、それでも、雰囲気的に勝手にシェアしたら、まずいだろってのもあります。この辺りの感覚は常識的にというか、リアルでの感覚が多分に反映されてしまう部分のような気がします。

Facebook上の特殊性はあっても、基本的にはリアルでの人付き合いと変わりはなく、ある程度の礼儀や常識、相手を思いやる心や寛容の精神が大切ってことですよね。

 

誰もが欲しいお金と同じように、誰もが欲しい「他者からの評価」をある程度、可視化して扱ってる以上、トラブルや悩んだりする人が出てくるのは当然なのかもしれませんが、礼儀や寛容の精神を持って楽しみたいものだと思います。(^^;

 

Facebook上で嫌われる人と好かれる人

Facebookは、その人の、人となりが表れてしまいやすいSNSだと思います。基本的に、リアルで人に好かれる人はFacebook上でも好かれやすいでしょうし、リアルで人に嫌われる人はFacebook上でも嫌われる傾向はあるんじゃないかと思います。

そして、人から自分は好かれてるか嫌われてるかっていうのは、他者からの評価の中でも、最も気になる部分です。にも関わらず、これって自分では、なかなか分からないんですよね。特に嫌われる場合は、全く自分では気づかないところで、知らないうちに、やらかしてたりするわけで、タチが悪いです。

Facebookで気づかぬ内に嫌われる投稿&行動35パターンなんてページがありました。
詳細は、このページを見て頂ければと思いますが、以下のような項目が挙げられていました。

 1.自慢
 2.自撮り写真
 3.謎
 4.近況
 5.プライベートメッセージ
 6.オスカー受賞スピーチ
 7.当たり前すぎる意見
 8.啓蒙活動
 9.コメント欄が「www」「汗」「笑」のみ
10.おはようございますの一言
11.中身の無い投稿に「いいね」する行為
12.友達を増やすことに一生懸命
13.詳細を隠す
14.1日に何度も投稿する
15.コメント一番乗りにこだわる
16.チェックイン機能を使いたがる
17.何でもかんでも投稿する
18.プロフィール画像がNoimage
19.プロフィール画像が本人じゃない
20.自分語り
21.友達全員を見境なくイベントに招待する
22.友人のことを投稿する
23.商品・会社の宣伝ばかりする
24.上司を持ち上げている
25.愚痴、悪口、批判
26.全ての投稿に即いいねをする
27.フェイスブックの投稿をリアル投稿につなげてくる
28.意味なくメッセージを送ってくる
29.他のSNSでもつながろうとする
30.投稿に反応して欲しいとせがまれる
31.馴れ馴れしい
32.差別
33.やたら拡散希望
34.やたらと投稿内容が重い
35.アプリへの参加を求めてくる
36.ツイートのような投稿

 

この項目を眺めるだけでも、あっ、分かる、分かる!それ、イラッとくるは!ってのもあれば、耳が痛い項目も有ったりかと思います。これらの項目も表現の仕方で、受け取られ方は随分と変わったりはすると思いますが、いちおう気をつけたい点ではありますよね。表現の仕方による違いも上記のページで解説されていますので、ご覧になってみて下さい。

 

悪口、愚痴、嘘が多いネガティブな人や、暗い人、しつこい人等々が嫌われ、ポジティブな人や、明るい人、爽やかな人等々が好かれるってのは、リアルであろうとFacebook上であろうと同じだと思います。自分の投稿のクセなど、たまには振り返り、相手を思いやり、寛容の精神を持って、Facebookも気持ちよく使いたいですね!!(^^)

 

 

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YASUKE YAMURA

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