舘宮神社と茅の輪
安曇野を車で走っていると、田んぼや畑の中にこんもりと鎮守の杜があるのを、あちこちで目にしやす。遠目には、小さな社が祀ってあるんだろうくらいの感覚ですが、近づいて見ると、なかなか立派な神社であることが多いのだ。
舘宮神社もそんな神社の一つで、道路に面した幟旗立てや灯籠から、境内まで200メートルはある参道が続いており、途中、天満沢川を渡り、境内入口の鳥居に辿り着きます。境内には、拝殿、本殿、神楽殿、末社、双体道祖神があり、なかなか立派なもんです。
御祭神は、邇邇藝命(ににぎのみこと)と志波彦命(しわひこのみこと)。
邇邇藝命といえば、なんといっても、天孫降臨なわけだけど、農業の神様として信仰されているらしいから、それで、こういった田園地帯で祀られてるんでしょうね・・・。志波彦命は僕はよく分からないんだけれど、やはり、農業関係の神様のようです・・・。(^^;
今日、立ち寄ると、拝殿前に茅の輪が置かれていたので、写真を撮ってみました。
茅の輪くぐりの詳しい由来は、ネットで検索してもらえれば、あちこちに出ていますが、元々は、日本神話の中で、素盞鳴尊が蘇民将来に、悪い病気が流行ったら、茅(チガヤ)で輪を作って、それを腰につければ、病気にかからないと教えたことから始まっています。今、神社に置かれている茅の輪は大きく、葦などで作ってるのが、多いと思いますが、元々はチガヤだったようです。チガヤだと、確かに、腰につけるくらいの小さなサイズくらいしか、作れそうにありませんもんね・・・。
チガヤは、よく見かける白いふわふわした感じの穂のやつです。たまたま、近くの田んぼの畔に生えていたので、撮ってみましたが、雨に濡れて、ふわふわした穂が棒状になっちゃっていて、ちょっと、分かりにくいですね・・・。(^^;