ヒトクチタケ

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最近、家の周囲では業者さんが、枯れた松の大木の伐採をあちこちで行っている。大木を切り倒すために、倒す方向に生えている木をまず伐採する。見ている方としては、「あっ、あのクヌギの木はよくクワガタが来る木だったのに・・・。」とか、ちょっと切なかったりもする。枯れた松の大木を放置しておくのは危険だろうし、仕方ないのだけれど・・・。

松枯れの原因は、一般的によく言われるのは、マツノザイセンチュウへの感染であり、それを媒介するマツノマダラカミキリだ。いわゆる松くい虫ってやつだ。松くい虫が原因なのであれば、やはり、枯れた松の木の伐採は必要だ。松枯れの原因は松くい虫以外にも、大気汚染とか酸性雨とか、いろいろと言われているが、実際のところ、どうなんだろうか・・・。やはり、ここらでは松くい虫なのかな~?

林の中を歩いている時は、目線の位置には幹の部分しかないので、ふつうは、上を見上げて歩かない限り、松の大木が枯れている事には気づかない。ところが、それを、上を見上げなくても教えてくれるのが、写真のヒトクチタケだ。ヒトクチタケは枯れて2年目の松の木にしか生えないと言われている。つまり、ヒトクチタケが生えていれば、その木は枯れているって事なのだ。散歩中に、このヒトクチタケを見ては、「あー、ここの松の木も枯れちゃったのか・・・」と思う事はけっこう多いのだ。

それにしても、今年は、やたらと枯れた松の大木を目にする気がするのだ・・・。

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YASUKE YAMURA

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