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コウヤノマンネングサとオオカサゴケ

午後、息子と二人で、今まで下りた事のなかった沢に下りて、散策をしやした。1メートル以上あるオシダが生い茂り、さながら原始の森に降り立ったような錯覚に陥りそうな風情でやんした。色々な山菜が生えていたりして楽しかったのですが、そんな中、特に目を惹かれたのが、今まで見た事のなかった苔なのだ。

 

巨大なオシダが生い茂る沢

 

最初、変わったスギゴケだと思ったのだけれど、5センチはありそうで、妙にデカイ。しかも、かき分けると茎まであり、中には枝分かれしてるものまである。スギゴケというよりは、杉の木のミニチュアだ。さらに、その中に混じって、ヤシの木みたいなのまである。雰囲気、どう見たって苔なんだけど、一体これは・・・。なんか、苔も普通じゃないし、ここは、本当に原始の森なんじゃないかと、先日見たインターステラーの影響もあってか、なんか異空間に迷い込んだような気分だったのだ。(笑)

とりあえず写真を撮って、10本ほど採取し、家に戻って調べる事にした。

 

 

家に戻って、調べたところ、コウヤノマンネングサという、とても珍しい苔のようだ。苔なのに地下茎を伸ばし、そこから増えるらしいから、変わっている。しかも、アクアリウムなど水中に沈めても育つものらしい。ネット上を、さっと見たところ、1本300円から600円くらいで取引されているから高級品だ。
ヤシの木みたいな苔はオオカサゴケという苔のようで、やはり、高価な苔らしく、コウヤノマンネングサと同じようなレートで取引されているみたいだ。

一体、あそこには、幾ら分くらい生えていたんだろうかと、ふと、下衆な計算を・・・。(笑)
まっ、苔ハンターという職業があったとしたら、今日、僕と息子は宝の山に出会ったわけだ。(^^;

とりあえず、高級品と分かったので、採取してきたやつを栽培する事にしたのだ。増やして売ろうかしら・・・。と、やはり、下衆な考えを・・・。(笑)

 

コウヤノマンネングサとオオカサゴケ

矢村やすけ: 矢村やすけと申します。 僕が住む、安曇野には八面大王伝説という伝説があります。その伝説の中で、妖力の強い八面大王をうつ為の矢に使う三十三節ある山鳥の尾羽を、矢村に住んでいた弥助が坂上田村麿呂に献上します。現在、僕が住んでいる場所が、その矢村地区に近いので、矢村やすけとしました。 安曇野の地名は、この八面大王伝説由来のものが多いです。そんな伝説に彩られた安曇野の風景を主にスマホ写真で投稿していきます。(^^)
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