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クルミとオニグルミの実 長野県人はクルミをゴリゴリするのが好き!

あちこちで、クルミ、オニグルミ共に、実が大きく膨らんできているので撮ってみました。

一般的な食用クルミの代表格はペルシャグルミという品種で、その他の食用クルミも、みな、このペルシャグルミの変種や交雑種のようです。ペルシャグルミはイランを原産地とするクルミで、多くの食用のクルミの原種になっているそうです。

それに対して中国原産のテウチグルミ(カシグルミ)というのがあります。これもペルシャグルミの変種らしいですが、日本では食用クルミとして、多く生産されています。

そして、ペルシャグルミとこのテウチグルミを交配して作られた信濃クルミというのがあります。信濃クルミは長野県の東御市で開発されました。東御市は真田の上田城のある上田市のすぐお隣です。信濃クルミは、食用部分が多いうえに、殻が薄くて割りやすいので、人気のあるクルミで、世界に誇れるクルミだと思います。今でも、長野県での生産量が一番多いらしいです。

長野県人とは言っても、東信、中信あたりだけかもしれませんが、クルミの実を二つ手の中で合わせて、バキっと割ります。子供の頃から、当たり前のように見ていた光景ですが、県外の人からだと驚きの光景のようですね。

真田丸の中でも、昌幸がよく、クルミををゴリゴリと手でやっているシーンが出てきますが、長野県人にとってクルミは、昔から、かなり馴染み深いものだったのかもしれません。

そして、日本に自生するクルミとして、オニグルミとヒメグルミがあります。オニグルミに比べると、ヒメグルミは殻が薄くて割りやすいようですが、安曇野で目にするのは、ほとんどがオニグルミだと思います。オニグルミは、安曇野では、川沿いなど、あちこちに自生しています。

オニグルミはとにかくめちゃくちゃ固くて、割るのに苦労します。石のように固く、なかなか割れないので、業を煮やして、ハンマーでガツンとやって、殻と一緒に中身が飛び散ってしまうという残念なパターンに僕はよくなってしまいます。(^^;

炒ってから、殻の継ぎ目に刃物をいれると比較的簡単に割れるらしいですが、割るのに苦労するわりに、中の実の量は切ないくらい少ないんですよね。味は悪くないんですけど・・・。

まあ、真田丸で、昌幸がよくやっているように、手でゴリゴリとやって遊ぶには、逆にオニグルミは最適です。(^^)

オニグルミの新芽を食べてみた話はこちら

 

膨らんできた食用グルミの実

 

膨らんできたオニグルミの実

 

 

矢村やすけ: 矢村やすけと申します。 僕が住む、安曇野には八面大王伝説という伝説があります。その伝説の中で、妖力の強い八面大王をうつ為の矢に使う三十三節ある山鳥の尾羽を、矢村に住んでいた弥助が坂上田村麿呂に献上します。現在、僕が住んでいる場所が、その矢村地区に近いので、矢村やすけとしました。 安曇野の地名は、この八面大王伝説由来のものが多いです。そんな伝説に彩られた安曇野の風景を主にスマホ写真で投稿していきます。(^^)
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