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ドラゴンフルーツ栽培を見学 奥飛騨温泉郷FRUSICさんにて

奥飛騨温泉郷のFRUSICさんで、ドラゴンフルーツの栽培を見学させて頂きました。
ドラゴンフルーツって言うと、サボテンの実って事と、何回か口にしたことがあるっていう程度で、何の知識もなく、見学させてもらいましたが、個人的には「ドラゴンフルーツはおもしろい!」って印象でした。植物好きの僕としては、かなり萌えたのだ。(^^)

ドラゴンフルーツは三角サボテンの仲間なんすけど、まず、自分で立つ事ができません。自然界では木などに絡みついてるんだそうです。そして、ドラゴンフルーツといえば、赤い実を僕はイメージしますが、実は何十種類も品種があるそうで、FRUSICさんでは24種類を栽培しているということでした。よく一般的に見る赤いドラゴンフルーツは、あまり、いい味の品種ではないんだそうで、それも、驚きました。ちなみに中南米産の品種に味がいいものが多いんだそうです。

 

ちょうどなっていたイエロードラゴンフルーツ

 

熟す前のまだ緑のドラゴンフルーツ

 

ドラゴンフルーツは品種によって、味も色も大きさも違うそうで、品種勝負だそうです。味のよくないドラゴンフルーツは、どれだけ頑張って栽培しても駄目らしいです。ということで、FRUSICさんでも品種改良を繰り返しているみたいです。交配してから3年で実をつけるということで、一般的な果樹に比べると結果がでるのが凄く早いです。これも、ドラゴンフルーツの魅力というか、おもしろいところだと思いました。

 

FRUSICさんで交配して作った新品種。
世界でここにしかないオレンジのドラゴンフルーツです。

 

交配して、ひとたび、いい品種ができたら、あとは挿木みたいな感じで、どんどん増やせます。種を撒いた場合は実をつけるまで3年かかるのが、この挿木の場合は、ちょっと詳しい期間を忘れてしまいましたけど、半年とか1年みたいな短い期間で実をつけるようになるそうです。この辺りも一般的な果樹に比べて、随分とお手軽な感じがします。

そして、とにかく一般的な果樹や作物に比べると、栽培に手がかからないそうです。サボテンですから基本的に水も、あまりやる必要がないですし・・・。花は月下美人よりもさらに大きな花が咲くんだそうですが、受粉作業だけはしてやらないといけないそうで、それだけが手間なようです。サボテンの花なので咲くのは夜の為、ミツバチを放しても仕事をしないんだとか・・・。

 

ドラゴンフルーツの栽培風景

 

お話を伺っていると、栽培も簡単そうですし、手間もかからず、しかも一般的な作物よりも収益も高く、一年中、次から次へと収穫可能と、ビジネス的にもいいことずくめな気がしますが、日本と違って常夏の地域のものなので、日本で栽培する場合は、写真のように温室での栽培が必須です。その為、ある程度の規模で栽培を行うと、莫大な燃料費が必要になってしまいます。それを、こちらのFRUSICさんの場合は、奥飛騨温泉郷という地の利を活かして、温泉のお湯を、写真でいうと、通路の部分の下に通して、温めており、燃料代がかからない仕組みというわけです。

 

そして、僕が凄く面白いと思ったのが、下の写真です。

写真の赤い棒の上に、ピョコンと出ている黄緑色の芽ですが、これは、もともと花芽として出てきて、気温が低かったので、「やーめた!」と、花にならずに、普通の芽に変わったと花芽のなりそこねだそうです。この芽は、触ると松脂のようにベトベトしています。それを舐めてみると、あまぁ~い!!(スピードワゴン風)。
ほんと甘くて、しかも、ちょっとお上品な甘さです。花にはなれなくても蜜を出してるようで、その生態には、かなり萌えてしまいました。(^^;

 

生態的にもビジネス的にも魅力があり、ドラゴンフルーツはおもしろい!!

 

 

 

矢村やすけ: 矢村やすけと申します。 僕が住む、安曇野には八面大王伝説という伝説があります。その伝説の中で、妖力の強い八面大王をうつ為の矢に使う三十三節ある山鳥の尾羽を、矢村に住んでいた弥助が坂上田村麿呂に献上します。現在、僕が住んでいる場所が、その矢村地区に近いので、矢村やすけとしました。 安曇野の地名は、この八面大王伝説由来のものが多いです。そんな伝説に彩られた安曇野の風景を主にスマホ写真で投稿していきます。(^^)
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