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ヒトクチタケ

最近、家の周囲では業者さんが、枯れた松の大木の伐採をあちこちで行っている。大木を切り倒すために、倒す方向に生えている木をまず伐採する。見ている方としては、「あっ、あのクヌギの木はよくクワガタが来る木だったのに・・・。」とか、ちょっと切なかったりもする。枯れた松の大木を放置しておくのは危険だろうし、仕方ないのだけれど・・・。

松枯れの原因は、一般的によく言われるのは、マツノザイセンチュウへの感染であり、それを媒介するマツノマダラカミキリだ。いわゆる松くい虫ってやつだ。松くい虫が原因なのであれば、やはり、枯れた松の木の伐採は必要だ。松枯れの原因は松くい虫以外にも、大気汚染とか酸性雨とか、いろいろと言われているが、実際のところ、どうなんだろうか・・・。やはり、ここらでは松くい虫なのかな~?

林の中を歩いている時は、目線の位置には幹の部分しかないので、ふつうは、上を見上げて歩かない限り、松の大木が枯れている事には気づかない。ところが、それを、上を見上げなくても教えてくれるのが、写真のヒトクチタケだ。ヒトクチタケは枯れて2年目の松の木にしか生えないと言われている。つまり、ヒトクチタケが生えていれば、その木は枯れているって事なのだ。散歩中に、このヒトクチタケを見ては、「あー、ここの松の木も枯れちゃったのか・・・」と思う事はけっこう多いのだ。

それにしても、今年は、やたらと枯れた松の大木を目にする気がするのだ・・・。

矢村やすけ: 矢村やすけと申します。 僕が住む、安曇野には八面大王伝説という伝説があります。その伝説の中で、妖力の強い八面大王をうつ為の矢に使う三十三節ある山鳥の尾羽を、矢村に住んでいた弥助が坂上田村麿呂に献上します。現在、僕が住んでいる場所が、その矢村地区に近いので、矢村やすけとしました。 安曇野の地名は、この八面大王伝説由来のものが多いです。そんな伝説に彩られた安曇野の風景を主にスマホ写真で投稿していきます。(^^)
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