X

大庄屋山口家のお部屋とお庭

紅葉の時期、門の前のカエデが見事な大庄屋山口家ですが、今日は人の案内ということもあり、中のお部屋にあがらせてもらいました。

 

ちなみに、こちらが、昨年の写真ですが、大庄屋山口家前のカエデです。(^^;

 

大庄屋山口家には、かつて松本のお殿様や、北アルプスを紹介したウェストンが宿舎としていたことで有名です。当時のお部屋がそのまま残されていますが、素晴らしいです。そして何よりも、僕が素晴らしいと思うのは、この建物が現役で、今でも人が住んでいるということです。建物も庭も、維持は並大抵ではないように思いますので、この家の方々の努力には頭が下がります。

 

かつて、松本のお殿様も泊まられた山口家のお部屋。

 

そして、山口家第22代として生まれた山口蒼輪は、18歳で院展に初入選し、天才少年画家と言われた日本画家です。その後、院展に連続入選し、日本画壇に不動の地位を築きますが、残念ながら、37歳という若さで亡くなられています。邸内には、山口蒼輪の残した作品が、いくつも飾られています。

こちらが、初入選した「草」です。写真がガラスで反射してしまっていて、すんませんって感じなので、機会があれば、是非、実際に訪ねられて生の目で見られてみて下さい。(^^;

 

そして、日本庭園はほんと見事で、このお部屋から、庭をボーっと眺めてるだけで、なんとも贅沢な時を過ごしてるような気分にさせてくれます。(^^)

 

中のお部屋やお庭を見るには、玄関で呼び鈴を鳴らして、大人一人400円です。ご当主もしくは、奥様自ら、ご案内して下さいます。これだけ維持するのに、補助金のようなものも出ていないそうなので、400円でも安すぎるって感じがします。

安曇野にお越しの際、是非、立ち寄られてみるといい場所の一つだと思います。(^^)

 

 

矢村やすけ: 矢村やすけと申します。 僕が住む、安曇野には八面大王伝説という伝説があります。その伝説の中で、妖力の強い八面大王をうつ為の矢に使う三十三節ある山鳥の尾羽を、矢村に住んでいた弥助が坂上田村麿呂に献上します。現在、僕が住んでいる場所が、その矢村地区に近いので、矢村やすけとしました。 安曇野の地名は、この八面大王伝説由来のものが多いです。そんな伝説に彩られた安曇野の風景を主にスマホ写真で投稿していきます。(^^)
Related Post

This website uses cookies.