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マタタビとウラジロマタタビ

ニャンコが大好きなマタタビですが、この時期、山に入ると、妙に目立ちます。マタタビが花を咲かせる少し前くらいから、葉が白くなります。マタタビが生い茂っているのを遠くから見ると、真っ白に花が咲いているのかと思うほどです。近くで見ると、写真のような白いペンキでもかかったような感じです。

これは斑入りなわけではなく、裏を見れば、ちゃんと緑色だし、白いところも傷をつけると、緑色になります。つまり葉緑体がしっかり備わった普通の葉なわけです。葉の表皮と葉肉の間に光を乱反射する組織があるようで、それによって白く見えるらしいです。この白い葉っぱはやがて緑色になっていくんですが、なんだか、不思議ですよね。花が咲く前から、虫たちに、その存在をアピールするために白くなるとか、いろいろと説はあるみたいですが、理由はマタタビのみぞ知るってところでしょうか・・・。

この葉の下にマタタビの花がつくんですが、覗いて見ると、まだ、蕾でやんした。マタタビは雌雄異株でキウイの仲間です。花もキウイによく似ており、甘い香りがします。

3枚目の写真の花は、あっ、花が咲いてるのもある!と、一瞬思って撮ったものです。マタタビによく似ていますが、雄蕊の葯の色が黒色です。マタタビは葯が黄色ですし、同じように葉っぱが白くなっても、雰囲気は違いやす。これも、マタタビの仲間ではありますけど、マタタビではなくウラジロマタタビではないかと思います。似てますが、ニャンコは喜ばんのかもしれません・・・。

とりあえず、たくさんマタタビが生えていたので、蔓を3本ほど、我が家のニャンコのお土産に採って帰ってきやした。(^^;

矢村やすけ: 矢村やすけと申します。 僕が住む、安曇野には八面大王伝説という伝説があります。その伝説の中で、妖力の強い八面大王をうつ為の矢に使う三十三節ある山鳥の尾羽を、矢村に住んでいた弥助が坂上田村麿呂に献上します。現在、僕が住んでいる場所が、その矢村地区に近いので、矢村やすけとしました。 安曇野の地名は、この八面大王伝説由来のものが多いです。そんな伝説に彩られた安曇野の風景を主にスマホ写真で投稿していきます。(^^)
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