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夏空と夏のキノコとTOK

8月ですから、暑いのは当たり前なんでしょうけど、それにしても、毎日、暑いです。しかも、けっこう、蒸し暑い。この辺りは、夕立が来て、それ以降、夜は涼しくなるってのが、夏の特徴だったんですけど、最近では、雨が降っても、蒸し暑くなるだけって感じで、昔、住んだ名古屋や京都を思い出します。

空も、なんか中途半端に雲があり、アルプスも雲に隠れて見えない日が続いている感じですが、こちらでは、信濃太郎なんて呼ばれたりもする入道雲は、夏を誇示している感じがします。ということで、今日は、夏の空と一緒に安曇野の田園風景を撮ってみました。

 

安曇野の田園風景と夏の空。

 

そして、ここのところ雨が多いせいか、林の中には、ヤマドリタケモドキやアカヤマドリがザクザクと生えてきています。ヤマドリタケモドキは、西洋のポルチーニ茸と比べると、若干、匂いが劣るなんて話もありますが、基本的には、同じようなもので美味しいキノコです。アカヤマドリも、見た目は派手な感じがしますけど、やはり美味しいキノコだそうです。イグチ系のヤマドリタケの仲間のキノコは、巨大でみつけるのも簡単ですし、あちこちで見かけます。見た目の個体差はかなり激しいですけど、毒があるのは、ドクヤマドリくらいなんじゃないかと思います。ドクヤマドリは、柄の部分に網目の模様が無く、ノッペリしているので、見分け方も、難しくないと思います。

ヤマドリタケモドキ。

 

アカヤマドリ

 

秋には、家の周囲では、キノコ狩りをする人をかなり見かけます。その大方がヌメリイグチやアミタケやハツタケなどの雑キノコだったりします。それら雑キノコに比べ、このヤマドリタケの仲間は、大型で見つけやすいですし、かなり美味しいキノコのはずです。なのに、不思議な事に、これらヤマドリタケの仲間のキノコを採る人を家の周囲で、見かけた事がありません。

単に知らないだけって事もありえますけど、大型で目立つキノコですから、キノコ採りをする人なら、なんだろうと必ず興味を惹かれるキノコだと思います。興味を惹かれ、ネットで調べれば一発で出てきますから、単に知らないから採らないってのも、理由として不思議な気がします。だから、毎年、このヤマドリタケの仲間のキノコを見かける度に、なぜ、僕の周囲では、このキノコを採る人がいないのか、不思議になるんですよね・・・。

 

最近、TOK(Theory of Knowledge)、日本語で「知の理論」なんてのを勉強していまして、こういった現象に行き当たると、ついつい知識の領域は「自然科学」と「人間科学」かな?「土着の知識体系」もあるかも!?とか、「個人的な知識と共有された知識」でも考えられるなとか、「知るための方法」は何だ?などと、ついつい考えてしまいます。まあ、ちょっと、お疲れなんだと思います。(笑)

 

 

矢村やすけ: 矢村やすけと申します。 僕が住む、安曇野には八面大王伝説という伝説があります。その伝説の中で、妖力の強い八面大王をうつ為の矢に使う三十三節ある山鳥の尾羽を、矢村に住んでいた弥助が坂上田村麿呂に献上します。現在、僕が住んでいる場所が、その矢村地区に近いので、矢村やすけとしました。 安曇野の地名は、この八面大王伝説由来のものが多いです。そんな伝説に彩られた安曇野の風景を主にスマホ写真で投稿していきます。(^^)
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