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光に透けるカラマツの葉とツタの紅葉

松尾寺の横で、カラマツに絡みつくツタの紅葉と、まだグリーンのカラマツの葉が光に透ける様子が綺麗だったので撮ってみました。カラマツの黄葉とツタの紅葉が同時だったら、さらに綺麗な気がしますが、残念ながらカラマツが黄葉する頃には、ツタの葉は散ってしまっているのだ・・・。

 

カラマツは日本に自生する唯一の落葉針葉樹です。広葉樹の紅葉が終わりに近い頃、黄色く染まるイメージです。カラマツ林の黄葉は、それはそれは綺麗で、僕の周囲にもファンは多いです。しかもカラマツは日本固有なので、あの見事な黄葉は日本ならではってことになるのかも・・・。

そこで、素朴は疑問として、日本固有種なのに、なんでカラマツって言うんだ?
と思うわけです。調べてみたら、唐絵(中国の絵画)に描かれている松に似ているから、カラマツと呼ばれるようになったとか。なんちゅう安易なネーミングやねん・・・。

ちなみに、カラマツというと北海道のイメージがありますが、北海道のものは人の手によって植えられたもので、浅間山とか軽井沢辺りの長野県から群馬県にかけての山が原産地らしいです。なんにしても、これからの季節、カラマツの黄葉も楽しみです。(^^)

カラマツ以外に身の回りの落葉針葉樹というと、パッと思い浮かぶのが、生きてる化石として有名なメタセコイアですが、もちろんメタセコイアは日本に自生していたものでなく、中国四川省原産で、日本に入って来ているのは1949年です。他にも日本で見られる落葉針葉樹として、ラクショウ、スイショウがありますが、いずれも、米国南部・メキシコ原産、中国原産らしく、日本のものではありません。

個人的に子供の頃からメタセコイアは「生きた化石」という言葉に惹かれて好きだったんですが、メタセコイアの葉の色づきは、カラマツのそれに比べると、やはり、いまいちです。

そこにいくとカラマツは、とても綺麗な黄葉になるわけだし、日本固有種だし、この時期なると、なんか、カラマツを大事にしてやりたい気分になったりしやす・・・。(笑)

 

矢村やすけ: 矢村やすけと申します。 僕が住む、安曇野には八面大王伝説という伝説があります。その伝説の中で、妖力の強い八面大王をうつ為の矢に使う三十三節ある山鳥の尾羽を、矢村に住んでいた弥助が坂上田村麿呂に献上します。現在、僕が住んでいる場所が、その矢村地区に近いので、矢村やすけとしました。 安曇野の地名は、この八面大王伝説由来のものが多いです。そんな伝説に彩られた安曇野の風景を主にスマホ写真で投稿していきます。(^^)
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