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ブラウントラウトの駆除と立ち入り禁止の御宝田遊水池

12月に鳥インフルエンザが出たとかで、立ち入り禁止になっている御宝田遊水池ですが、先日、犀川白鳥湖の方は入れると聞いたので、御宝田遊水池の立ち入り禁止も解除されているかもと、通りすがりに寄ってみましたが、まだ、立ち入り禁止のままでした。ということで、白鳥を見たい方は犀川白鳥湖の方へどうぞ!って感じでしょうか・・・。(^^;

まあ、せっかく立ち寄ったので、遠巻きに御宝田遊水池を常念岳や有明山と一緒に撮ってみました。今日も最高のお天気で、近くまでいければ、白鳥と山とで、いい絵になったんじゃないかと思うので、ちょいと残念です。(^^;

 

御宝田遊水池の白鳥を遠まきに。

 

御宝田遊水池立ち入り禁止の看板。

 

そして、この御宝田遊水池のすぐ東側の土手の下に、写真のような用水路が流れています。

 

その用水路に下の写真向かって左上のような罠が仕掛けられており、そこで、おじいちゃんが何か作業をしていました。

 

何をしているのかと、声をかけると、ブラウントラウトを獲っては駆除しているということでした。下の写真が、その罠にかかっていたブラウントラウトです。

 

ブラウントラウトは、この辺りの川で釣りをすれば、比較的よく釣れる魚ですし、食べても、けっこう美味しいし、僕は、そんなに憎々しく思った事はなかったんですけど、おじいちゃんが言うには、ブラウントラウトが増えて、この用水路に棲息するウグイとかを、みんな食べてしまうということで、かなりブラウントラウトに対して、憎々し気でした。

たしかに、一緒に罠にかかっていたウグイを見ると、尾びれが欠けており、これも、ブラウントラウトに襲われたあとだと、説明してくれました。ここの生態系を守るためにも、ブラウントラウトは駆除しなければと、おじいちゃんは使命感に燃えているようでもありました。

調べてみると、梓川上流なんかでも、イワナとこのブラウントラウトの交配がすすんでしまっていたりで、遺伝子汚染という面でも問題があるみたいですし、この用水路のようにブラウントラウトに捕食される水棲生物への影響も、それなりに大きいようです。

 

ちなみに上の罠を置いてある流れの写真左側の下の方に、水草が写っていますが、この水草も、この辺りの水底のあちこちに繁殖している外来種だと思います。見た目は綺麗なんですけど、幅を効かせてしまっていて、バイカモなんかは、ところどころで、肩身狭く、なんとか生育しているって感じです。

こんな用水路の中の生態系も外来種のお蔭で、昔とは大きく変わってしまっているんだろうな~と改めて思わされたブラウントラウトでした。(^^;

 

 

矢村やすけ: 矢村やすけと申します。 僕が住む、安曇野には八面大王伝説という伝説があります。その伝説の中で、妖力の強い八面大王をうつ為の矢に使う三十三節ある山鳥の尾羽を、矢村に住んでいた弥助が坂上田村麿呂に献上します。現在、僕が住んでいる場所が、その矢村地区に近いので、矢村やすけとしました。 安曇野の地名は、この八面大王伝説由来のものが多いです。そんな伝説に彩られた安曇野の風景を主にスマホ写真で投稿していきます。(^^)
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