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イヌサフラン(コルチカム)が花盛り

今、安曇野では、あちこちでイヌサフラン(コルチカム)が咲いとります。
ピンクのなかなか綺麗な花ですが、イヌサフランは食用のサフランとは全くの別物で有毒植物です。最初に葉が出て、それが枯れた後に花だけが咲くわけですが、タチが悪いのが、葉だけの状態だと、山菜のギョウジャニンニクやギボウシに似ています。それで、誤食して中毒を起こすという事件がしばしばあるようです。

 

 

イヌサフランの球根や種には有毒のコルヒチンという物質が含まれています。
コルヒチンは毒ではあるんですが、鎮痛作用があり、痛風の薬として使用されるのは有名ですよね!!(^^)

また、コルヒチンは、細胞分裂の際、倍数体にする作用があります。それを利用して種あなしスイカが作られます。コルヒチン処理をして4倍体スイカを作り、それと2倍体スイカを掛け合わせると3倍体のスイカができます。3倍体スイカは減数分裂が出来ず、種が出来ないってわけです。

これって、中学だか高校の生物でやりましたよね!!

そう言えば、僕が子供の頃は、よく種なしスイカが売られていましたが、最近はあまり見かけないような気が・・・。

 

矢村やすけ: 矢村やすけと申します。 僕が住む、安曇野には八面大王伝説という伝説があります。その伝説の中で、妖力の強い八面大王をうつ為の矢に使う三十三節ある山鳥の尾羽を、矢村に住んでいた弥助が坂上田村麿呂に献上します。現在、僕が住んでいる場所が、その矢村地区に近いので、矢村やすけとしました。 安曇野の地名は、この八面大王伝説由来のものが多いです。そんな伝説に彩られた安曇野の風景を主にスマホ写真で投稿していきます。(^^)
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