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チョウセンアサガオと言えば華岡青洲が麻酔薬として使ったことで有名だけれど・・・

いつも行くラーメン屋さんの横に今年もチョウセンアサガオの花が咲いていたので、混じって咲いていたヒルガオと共に撮ってみたのだ。(^^;

一口にチョウセンアサガオと言っても、幾つか種類があって、これはたぶんアメリカチョウセンアサガオだと思いやす。チョウセンアサガオは日本へは江戸時代に入ってきているようですが、チョウセンってのは、朝鮮半島を指すわけでは無く、単に外国から入ってきたものに、当時は、片っ端から「朝鮮」もしくは「唐」をつけた事によるものでやんす。(^^;

チョウセンアサガオはアルカロイド系の毒素を持つ植物で、古くから薬用植物として扱われてきたようです。江戸時代に世界初の全身麻酔による外科手術を行った華岡青洲がチョウセンアサガオから精製したものを「通仙散」という麻酔薬として使ったのは有名な話です。

チョウセンアサガオは別名、ダチュラ、マンダラゲ、キチガイナスビと言われ、ドラッグとして使用すると、強烈な幻覚作用を引き起こすようで、他の違法幻覚剤とは比べ物にならないくらい強烈で、ホラー映画の世界や地獄を実体験してしまうようでやんす。先程、調べたら、オウムも「ダツラの技法」と称して、信者の洗脳や自白にチョウセンアサガオを利用していたらしいですし、ウィキペディアにも以下のような記載がありやした。

全身麻酔や自白剤として用いられたことがある。古くは、インドではダツラを用いて相手を酩酊状態にしたうえで強盗などを働く、ダツレアスという犯罪組織が存在した。西洋中世の魔法使いの世界では、無意識のうちに抑圧されている深層心理の世界を探索できる性質が着目され、人格形成に有益であるとして使用されていた。

なんか、こうしてみると凄い植物ですが、けっこう、あちこちで見かけますし、野生化してるのも見かけたりします。ちなみに、よく庭先に植えられている黄色のエンジェルトランペットも、チョウセンアサガオの仲間で、似たような毒性があるようなので、取り扱いには注意ってところでしょうか・・・。(^^;

矢村やすけ: 矢村やすけと申します。 僕が住む、安曇野には八面大王伝説という伝説があります。その伝説の中で、妖力の強い八面大王をうつ為の矢に使う三十三節ある山鳥の尾羽を、矢村に住んでいた弥助が坂上田村麿呂に献上します。現在、僕が住んでいる場所が、その矢村地区に近いので、矢村やすけとしました。 安曇野の地名は、この八面大王伝説由来のものが多いです。そんな伝説に彩られた安曇野の風景を主にスマホ写真で投稿していきます。(^^)
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