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油川の真空管のような氷と有明山・今年も駄目だったフロストフラワー

今朝も晴れて良いお天気のビューチホーデーだったので、朝、付近をふらふらと。(^^)

 

大天井岳方面には、ちょっと雲がかかっちゃってましたけど、とりあえず厳冬期の有明山を。

 

そして、こちらも厳冬期の有明山を油川から。

上の写真を見てもらうと分かると思いますが、油川沿いの枯草や、枝には、毎年、面白い形をした氷や氷柱がついて、なかなか楽しませてくれます。今日は撮りませんでしたけど、1月7日投稿の油川のアートな氷柱も、さらに大きく育っていました。そんな中、今日、特に目を惹かれたのは、枯草の茎の周りに太くついた氷です。

 

まるで真空管のような形をした氷。特に透明のやつなんかは、中の枯草の茎がちょうどいい感じで、ほんと、真空管みたいで面白いです。

 

いちおう厳冬期ということで、川もそれなりには凍ってはいますが、それでも、今年は気温が落ち切らないって感じで、川の凍り方が中途半端な感じです。下の写真は中房川ですが、本来なら、こういった滝になっている部分は、全て凍って、氷の内側を水が流れている感じになるんですけど、写真の右側は凍ってますけど、左側は普通に流れちゃってますよね・・・。

 

ところで、皆さんはフロストフラワーってご存知ですか?

フロストフラワーってのは、空気中の水蒸気が氷の表面に付着して結晶を作り、花びらや鳥の羽のような形に成長するものです。フロストフラワーの出現には、-15℃前後の低い気温、結氷したばかりの氷である事、風が無い事、雪が無い事など、多くの条件がある為、希少な光景って事のようです。主に北海道の湖や川で見られるものだと思いますが、安曇野でも条件が整うと、烏川とかで見る事ができるので、毎年、楽しみにしているんですけど、今年は気温が落ち切らず、駄目っぽいです。(^^;

 

下は一昨年の烏川に出現したフロストフラワーの写真です。(^^)
見た感じは氷の上に羽毛布団の羽毛でも、ぶちまけたような感じです。直射日光が当たると消えちゃいますし、息を吹きかけても消えてしまう、とっても儚い冬の花って感じです。

 

同じく一昨年の烏川のフロストフラワーをこちらは、近くから。

 

感覚的には、朝、平地でマイナス二桁が数日続くと、烏川では見られるって感じが僕にはあるんですけど、今年の冬は、マイナス二桁に突入しても一日だけで、続かないんですよね。昨年は完璧な暖冬で、全く駄目でしたし・・・。

気温は落ち切ってないんですけど、今年もいよいよ厳冬期も終わりに近づいているので、出現するとすれば最後のチャンスでしょうし、駄目だろうとは思いながらも、烏川も訪ねてみました。

 

案の定って感じではあるんですけど、やはり、川の氷自体が、フロストフラワーが出るには、ちょっとって雰囲気でしたが、それでも、ほんの僅かだけで、フロストフラワーが出かかっていました。近づいて一つ一つを見ても、フロストフラワーの出来損ないって感じでした。(^^;

 

2月の半ばを過ぎると、一気に寒さが緩み始めますから、まあ、この時期で駄目って事は、今年もフロストフラワーの風景はおあずけって事なんでしょうね・・・・。

僕が子供の頃の厳冬期の朝はマイナス二桁が続くのが当たり前だったんですけど、今では、マイナス二桁の朝が続く冬は、特別に寒い冬って感じになってしまったような気がします。もしかしたら、今後、フロストフラワーの風景は安曇野では見られない風景になってしまうのかもしれません・・・。

果たして、来年の冬は見られますかどうか・・・。

 

 

矢村やすけ: 矢村やすけと申します。 僕が住む、安曇野には八面大王伝説という伝説があります。その伝説の中で、妖力の強い八面大王をうつ為の矢に使う三十三節ある山鳥の尾羽を、矢村に住んでいた弥助が坂上田村麿呂に献上します。現在、僕が住んでいる場所が、その矢村地区に近いので、矢村やすけとしました。 安曇野の地名は、この八面大王伝説由来のものが多いです。そんな伝説に彩られた安曇野の風景を主にスマホ写真で投稿していきます。(^^)
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