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柿の木と豆柿の木

一昨日は雪が降り、昨日は冷え込んだとても寒い日でしたが、今日は一転、暖かな一日で、空にも、秋の鱗雲のような雲が出ていました。

 

有明山の上の鱗雲っぽい雲。

 

たまたま、通りすがりに、柿の木と豆柿の木が並んで生え、実をつけているのを見つけたので、撮ってみました。一般的には、マメガキっていうみたいですけど、確か、子供の頃は、コガキって呼んでいたような記憶があります。下の写真だと、柿の実は、赤く目立ちますけど、その後ろの豆柿の方は、既に、茶色くなってしまっていて、ただの枯木に見えますよね。

 

近づいて、鈴なりになっている柿の実と、マメガキの実を撮ってみました。

 

鈴なりの柿の実。

 

鈴なりの豆柿の実。

 

マメガキは、柿の仲間ですけど、ちょっと種類が違い、柿の野生種って感じの小さな柿です。実の大きさは巨峰よりも小さいくらいです。渋柿は熟すと甘く食べられるようになりますが、マメガキは、なかなか渋が抜けず、こんなふうに茶色くなる頃にようやく甘くなります。

まあ、マメガキは食用というより、柿渋を採取する目的で、こちら長野県でも古くから馴染まれてきたみたいです。ちなみに、柿渋ってのは、渋柿の若い果実から汁を搾って発酵させたもので、漆器の下塗りや、木材や紙、麻などの防水、防腐剤として使われてきたものです。

子供の頃、マメガキを学校の帰り道に食べた記憶がありますが、基本的には、この茶色が不気味で、好んで食べることはありませんでした。僕の記憶が正しいか分かりませんけど、マメガキは、柿の木と同じようにエノキタケが生える木っていう認識があったように思います。

ちなみに、スーパーで見る白いエノキタケは、いわゆるエノキタケのもやしで、野生のエノキタケは、茶色く、逞しいです。

 

柿の木とマメガキの木が並んで生えているのを見て、今日は、子供の頃、マメガキの実を採ったり、キノコが生えている光景を懐かしく思い出しました。(^^)

 

 

矢村やすけ: 矢村やすけと申します。 僕が住む、安曇野には八面大王伝説という伝説があります。その伝説の中で、妖力の強い八面大王をうつ為の矢に使う三十三節ある山鳥の尾羽を、矢村に住んでいた弥助が坂上田村麿呂に献上します。現在、僕が住んでいる場所が、その矢村地区に近いので、矢村やすけとしました。 安曇野の地名は、この八面大王伝説由来のものが多いです。そんな伝説に彩られた安曇野の風景を主にスマホ写真で投稿していきます。(^^)

View Comments (2)

  • 小淵沢乗馬学校で働いていたときに一緒に働いていた農家のおじさんにもらって食べました。
    小淵沢は冬 八ヶ岳おろしで寒いので枝ごとおり、作業場に置いておき、お茶の時間に食しました。
    松本城黒門は、国宝でないので、柿渋とカシュウナッツの樹液(漆より安価か?)が使われているそうです。

    • マメガキは、子供の頃から見ているので、珍しいっていう認識はありませんでしたが、Facebookで皆さんのコメントを読んでみると、ご存知ない方がほとんどで、すこし驚きました。ましてや、樋口さんのように食べられた事がある方なんて、ほんと、いないのかもしれませんね。(^^;

      松本城の黒門にカシューナッツの樹液が使われているってのは、初めて知りました。情報、ありがとうございます。(^^)

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