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まんどさま

山麓線を穂高から松川村の方へ走り、ちょうど穂高と松川村の境の中房川というか、穂高川というかに、かかった鼠穴橋の少し手前の道沿いに「まんどさま」と書かれた石塔があります。

祭神は伊弉諾大神と書かれている。伊弉諾大神というのは、日本神話に出てくるイザナギの事だ。僕は詳しくは分からないけれど、安曇野界隈の神社で、イザナギを祭っている神社って、珍しいんじゃないかと思いやす。ちなみに、イザナギの表記は、古事記では「伊邪那岐命」、日本書紀では「伊弉諾神」だから、ここは日本書紀表記ってことになる・・・。

そして、「まんどさま」ってのは、水難除けの神様を祭ってるのを地域によって、そう呼ぶものらしい。通常、川の神様など、水の神様を、堤防の上やその近くなどに、盛土をしたりして、その上に祀ることが多かったようだ。

それにしても、何で「まんどさま」って言うんだろうか?「ど」は「土」で、堤防とか、土をたくさん積むから「万土」なのかな~?とか、万度祓から来ているのかとか、考えてはみるが、分かりません。もし、ご存知の方がいらっしゃったら、教えて下さい。(^^;

いずれにしても、ここは、イザナギノミコトを水難除けの神様として祀ってあるってことなんでしょうね・・・。なんか、これって、珍しいような気がするんだけど、どうなんでしょうね・・・???

 

 

 

矢村やすけ: 矢村やすけと申します。 僕が住む、安曇野には八面大王伝説という伝説があります。その伝説の中で、妖力の強い八面大王をうつ為の矢に使う三十三節ある山鳥の尾羽を、矢村に住んでいた弥助が坂上田村麿呂に献上します。現在、僕が住んでいる場所が、その矢村地区に近いので、矢村やすけとしました。 安曇野の地名は、この八面大王伝説由来のものが多いです。そんな伝説に彩られた安曇野の風景を主にスマホ写真で投稿していきます。(^^)
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