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路傍に咲くヒルガオ

最近、安曇野では、車を走らせていると、路傍や畑の脇などに咲くヒルガオの花がよく目につくのだ。この路傍に咲くヒルガオの風景は個人的には、ちょっと、風情があって好きだったりする・・・。

アサガオは朝に咲き、基本的に昼頃までには萎んでしまう。それに対してヒルガオは朝に咲き、夕方まで咲いている。日中も咲いている事からヒルガオと言われるのだろうけど、やはり夕方には萎んでしまう一日花である事には変わりないのだ。だからヒルガオも、昨日と今日で咲いている花は違う花だ。

ヒルガオはこうして花を咲かせるけれど、アサガオと違い、ほとんど種をつけない。そのかわり地下茎で増えるのだ。その分、繁殖力は旺盛で、地下茎を裁断しても、その切れ端からも再生するらしい。だから、駆除しようと思ったら、やっかいって事になる・・・。(^^;

ヒルガオは上記のような強力な繁殖力を持っている事と、アサガオに比べると花が少々、地味な事から、雑草の扱いだ。でも、花の形は同じような形だし、色も淡いピンク色でそれなりに綺麗だったりする。開花している時間もアサガオより長いわけだから、ある意味、アサガオより優秀だ。もしヒルガオに種がついたのなら、色々と交配されて、立派な園芸品種ができあがり、アサガオにとって変わっていたのかもしれない・・・なんて事を、ふと、眺めながら思ってしまう事も、あったりする・・・。(^^;

ちょっとした違いから、アサガオは人の手で種を撒かれ、大事にされてるのに、ヒルガオは完全な雑草扱いだ。アサガオとヒルガオでは人の評価は大きく違うわけだけど、部分的にはヒルガオの方が優秀だったりするわけで、こういった事は歴史上の人物や、今現在の人物評価やなんかでも見られる事だろう・・・。

だから、人の評価とは関係なく、路傍で風情を醸し出しながら咲くヒルガオの花に僕は萌えてしまうし、僕もヒルガオのような人になりたいなんて思ってしまったりするのだ・・・。(^^;

矢村やすけ: 矢村やすけと申します。 僕が住む、安曇野には八面大王伝説という伝説があります。その伝説の中で、妖力の強い八面大王をうつ為の矢に使う三十三節ある山鳥の尾羽を、矢村に住んでいた弥助が坂上田村麿呂に献上します。現在、僕が住んでいる場所が、その矢村地区に近いので、矢村やすけとしました。 安曇野の地名は、この八面大王伝説由来のものが多いです。そんな伝説に彩られた安曇野の風景を主にスマホ写真で投稿していきます。(^^)
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