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長峰山から梅雨明けの安曇野を

立ち寄ったのが、夕方だったので、逆光で写真的にはいまいちでしたけど、蝉の声と虫の声だけで、それ以外に音はなく、なんとも夏の風情を感じる一時でやんした。(^^)

長峰山は、かつて、川端康成、東山魁夷、井上 靖の3巨頭が一堂に会して登った場所で、安曇野について、川端康成が「残したい 静けさ 美しさ」、東山魁夷が「安曇野は、なんと美しかったことか」と感想を残しています。

そして、長峰山頂には、東山魁夷の「安曇野を想う」という碑が建っており、以下のように書かれているのだ。

安曇野を想う 東山魁夷

五月の若緑に蔽われた安曇野はなんと美しかったことか
上高地から流れ出る梓川が高瀬川と合流し犀川となって北に流れる平野の上に
高く連なる北アルプスの山々
常念、東天井、燕と長峰山の上で案内人の指し示す残雪の嶺々を仰ぎながら
飽かず眺めたひとときが忘れられない

これを語ったのが、東山魁夷でなくとも、長峰山からの風景のこんな感想はとても嬉しくなってくる・・・。長峰山からの眺望は四季を通して素晴らしく、安曇野を訪れたら、是非、寄ってみてもらいたい場所の一つだ。

ただ、曇っていると、やはり、その眺望は今一つなので、北アルプスが見える時に訪れて欲しいと思うのだ。現在では、便利なもので、長峰山にはライブカメラが取り付けられているので、事前に確認して行くといいかも・・・。(^^;

長峰山ライブカメラはこちらから

 

本日、夕方の長峰山からの眺め

 

ついでに、長峰山のあちこちで、カワラナデシコが咲いていたので、パチリ。

ちなみに、ムシトリナデシコをカワラナデシコだと勘違いしてる方に、よく会うけれど、カワラナデシコは、こちらでやんす。安曇野も、外来種に押され、川原ではあまりカワラナデシコを見かけないのだ・・・。

 

 

矢村やすけ: 矢村やすけと申します。 僕が住む、安曇野には八面大王伝説という伝説があります。その伝説の中で、妖力の強い八面大王をうつ為の矢に使う三十三節ある山鳥の尾羽を、矢村に住んでいた弥助が坂上田村麿呂に献上します。現在、僕が住んでいる場所が、その矢村地区に近いので、矢村やすけとしました。 安曇野の地名は、この八面大王伝説由来のものが多いです。そんな伝説に彩られた安曇野の風景を主にスマホ写真で投稿していきます。(^^)
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