1度きりの人生を幸せに生きる
幸せを感じるライフスタイルの羅針盤!
 
森の中のちいさなお家
 


定年後、趣味の畑を耕す父
 
 

 2001年の10月に私の父は胃癌(進行癌)の手術を受けました。
手術は成功しましたが、時すでに遅く、癌が胃壁を突き破り、腹膜播種と言って、お腹の中に癌細胞がばら撒かれてしまっている状態でした。手術後、抗がん剤治療と併行して、インターネットで調べてはあらゆる代替医療を試しました。有名なアガリクスに始まり、プロポリス、メシマコブ、アラビノキシラン等々、いろいろな物を試しましたが、どれも効果はなく、病状は悪くなる一方で、2002年の10月頭に再入院となりました。

この時は既に下腹部全体が癌のような状態で、骨盤の中や皮膚にまで転移しており、余命、二ヶ月を言い渡されました。すでに水以外は喉を通らなくなっていました。そして、さらにその2日後、私は父の主治医に呼ばれました。レントゲン写真を見せられましたが、癌により大腸が3ヶ所、糸のように細くなっていました。主治医が言うには、後、1週間、長くても10日で大腸が癌に完全に押しつぶされ、閉塞してしまい、水も空気も腸を通過できなくなってしまうとのことでした。このままでは2度と、物を口にする事が出来ないということで、これを回避する為にはバイパス手術をするしかないが、成功率は2割、しかも延命効果は一切無し。しかも、体力が弱っている為に手術のショックで急激に体が弱る可能性も有るということ、また、成功しても余命を考えると物を食べられる期間は10日間くらいであること等を説明されました。もし、手術をするのであれば、今日、明日のうちにしなけば、腸が閉塞してしまってからでは、危険で出来ないので、決断を今日中にして欲しいと言われました。

本来なら本人に希望を聞くところですが、本人は治るつもりでいましたので、とても話すことが出来ませんでした。腸が閉塞した場合、空気さえも通過できないので、鼻から胃の奥の方まで、管を通し常に内分泌液や空気を抜かなければならないということで、これは結構、本人も苦しい状態になるようでしたが、結局、私は手術はしないと決断しました。病院からの帰り、車の中で、管を通すようになった時、治るつもりでいる本人にどう説明したらよいのだろうという不安と、私がした決断で2度と父は食べ物を口にする事が出来なくなってしまったと思うと、病院からの帰り、つらくて、涙が止まりませんでした。

当時、インターネットで調べるなかで、超ミネラル水なるものが癌に良いという宣伝をよく見かけました。水で癌が治る、しかもそれはネットワークビジネスで扱われているということで、とても、うさんくさく思い、ずっと敬遠していましたが、ただ、諦めて死を待つのではなく、最期まで希望を繋げたいという気持ちもあり、また水なら、まだ父の喉を通ったので、思い切って、注文をしてみる事にしました。当時、私も必死だったので、超ミネラル水の提唱者の野島博士にも直接、電話をして相談しましたが、「もう少し、早く言ってくれれば・・・・、残念ですが終末医療と考えてください。」という回答でした。それでも藁にもすがる思いで、大慌てで取り寄せ、父に飲ませ始めました。この間、「今日も、まだ水が飲める。」とほっとしながらも、何時、完全に腸が閉塞して鼻から管を通すようになるかと、1日、1日がとても怖かったのを記憶しています。

そして、問題の1週間が過ぎました。父はまだ、水を飲めていました。10日を過ぎても、水を飲めていました。
そして、2週間が過ぎた頃、奇跡は起きました。腸が糸のようになっていますから、当然、1ヶ月以上便が出ていなかったのですが、突然、便が出るようになりました。さらには、お腹が空いたと言って、果物の缶詰を食べたいと言い出しました。医師に相談すると、「食べても、みかんの一房程度でしょう。それ以上は食べられませんから、いいですよ。」という事でしたので、早速、父に缶詰を渡すと、美味しいと言って、結構、大きな缶だったのですが、一缶、食べてしまいました。これには、私たち家族もビックリしましたが、医師はもっと、ビックリしていました。本当に食べたのかと何回も確認し、首をひねっておられました。こうして父は最期まで、物を口にする事が出来ました。

また、医師は「ここまで病気が進行しているのに、不思議と癌の痛みというのが少ないんですよね。」と言われていました。末期癌の患者の場合、癌が神経に浸潤し、想像を絶する痛みに襲われるそうです。モルヒネを打っても、なかなか抑えられないそうです。
幸い、父は苦しまずに済みました。超ミネラル水は末期癌の患者の痛みを和らげると野島博士は言われていたので、これも超ミネラル水の効果だったのかもしれません。

この頃、私は、「ひょっとしたら父は回復するかもしれない。」と、淡い、期待を抱いていました。なにしろ、出る筈の無い便が出て、食べられるはずが無いのが食べられるようになったのですから。また、医師も思ったより病状が良いので、年は越せるのではと言われていましたが、今度は胆管が癌に押し潰されて、肝臓が代謝出来なくなってしまいました。再び、腸のときのように奇跡が起って、胆管が開くのではないかと、期待もしましたが、そうはいかず、父は日に日に弱っていきました。

最期の日は首を動かすこともままならなかったのですが、最後の力を振り絞り、孫の名前を呼び、孫を自分の胸の上に置いて、両手で抱きしめ、その後、私の胸倉を掴み、必死で何かを訴えましたが残念ながら何を言っているのか聞き取る事ができませんでした。おそらく「後を頼む。」と言いたかったのではないかと思っています。

その後、眠りにつき、眠ったまま2002年11月30日に安らかに亡くなりました。61歳でした。

父の死は私に非常に多くの事を考えさせ、また、多くを教えてくれたと思っています。
弟の死に続いた父の死は非常につらいものでした。ネットワークビジネスで扱われているからと、毛嫌いせずに末期状態になる前に、父に超ミネラル水を飲ませていれば状況は変わったのではないかという思いは今でもありますが、それもまた運命だったと思うようにしています。どんなにつらい事に直面しても、幸せに生きる為にはどうにもならない事に関しては、それをそっくり、そのまま自分の中に受け入れ、次に進むしかないと私は思っています。

 


◆超ミネラル水
超ミネラル水とは微量元素ミネラルの水溶液です。野島博士によると、人体のたんぱく質を作る酵素の働きに大きく微量元素ミネラルは、関わっているということで、癌を含めた現代病は全て、微量元素ミネラルの不足から来る代謝異常という事のようです。
野島博士のお話では大きな腫瘍は手術が必要ですが、手術で少なくとも腫瘍部分が切除できれば、超ミネラル水によって、癌で一番怖い、転移は防ぐ事が出来るとのことでした。

野島博士の著書はこちら
こちらで購入できます(ネットワークの会員価格ではないので高いです)

難しい理屈はさておき、私自身、超ミネラル水を父の病気をきっかけに飲んでいますが、非常にきついアレルギー症状が和らぎ、抗アレルギー剤を飲まなくて済むようになりました。値段も、一般の健康食品を考えれば、それほど高くはないので、難病に苦しまれている方がいらっしゃれば、試してみる価値はあると私は思います。
現在、数社から超ミネラル水は、色々な商品名で出ているようです。もし、ご関心のある方がいらっしゃれば、ご連絡ください。
私の知っている範囲で情報提供させて頂きます。

※取り扱っている会社のほとんどがネットワークビジネスの会社のようです。
  私は、ただ愛用しているだけです。ネットワークビジネスのプランは分かりませんので、
  ネットワークビジネスに関心のある方は、お問合せをご遠慮下さい。

 

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