1度きりの人生を幸せに生きる
幸せを感じるライフスタイルの羅針盤!
 
森の中のちいさなお家
 


幸せに人生を生きる為、良い人間関係を築く為に会話力の占めるウエイトは非常に大きなものがあります。
会話力のある人というのは基本的に人気者だったり、もてたりする事が多いものです。
会話力は人生最大の武器です。
実際、会話力によって人生が変わったり、チャンスをつかんだりしている人は少なくないと思います。

何気なく毎日、会話をしていますが会話には必ず相手があり、状況や場面、感情によって、それは変わり一日として全く同じ会話をする事はありません。会話はとても多くの要素から成り立ち、とても複雑な代物ですから、これが正しい会話だというものも無いと思いますが、私なりに良い人間関係を築く上で大切だと思う会話のポイントを挙げてみたいと思います。

○会話の幅
会話に幅のある人の話は魅力的です。
会話に多くのチャンネルを持つことによって、多くの人と話をあわせる事ができるという意味でも幅は必要ですが、同じ人と話をする場合でも会話の幅はとても重要だと思います。
たまに女の子が「あの人って、ただ面白いだけじゃん。」みたいな事を言っているのを聞きます。
会話が面白いのは、とても大切ですが、それだけでは魅力を感じてもらえないようです。
逆に難しい話をえんえんとされたら、退屈ですよね。大学時代とても心地よく眠れる先生の講義がいくつかありました(笑)
魅力的な会話をするためには程度の低い話から高い話までを混ぜてする必要があると私は思っています。
パッといい例が思い浮かばないのですが、例えば程度の低い話ということで、下ネタから会話を始めたとして

◎ 下ネタ→性病の話→梅毒→梅毒スピロヘーターの純粋培養→野口英世の話→夢やロマンの話

◎ 下ネタ→男と女の性行動の違い→遺伝子の話

◎ 下ネタ→女性の体の話→妊娠、母胎について→胎蔵界曼荼羅の話→宇宙や物理学の話

みたいに色々な話の展開のパターンが考えられます。
こんな風に程度の低い話と高い話を混ぜてすると、会話が終わった後に「楽しかった」とか「おもしろかった」と言ってもらえると思います。ただひたすら下ネタを話せば単なるエロオヤジになってしまいますし、難しい話ばかりをしていれば退屈でつまらない会話になってしまいます。ただ、こういった会話をするためには自分自身に雑学が必要になってきます。そのために日常生活の中で、ちょっとだけ意識して、楽しく雑学を吸収していきましょう。実際、銀座の高級クラブのホステスさんなんかはお客さんに楽しい会話を提供する為に日本経済新聞を読んだり株価をチェックしたりして、日々、努力していますよね。

○立体的な話
立体的な話とは、話を聞いた時に頭の中に映像が浮かびあがるような話のことです。
頭の中に話の内容が映像として浮かび上がらないと、退屈でつまらないものです。
本は当然、活字ですから映像はありませんが楽しく本を読んでいる時は必ず頭の中に何らかの映像が浮かび上がっているはずです。
例えば、おばあさんがお店にストーブを買いに来たとします。そして商品知識豊富な店員さんが、おばあさんの対応をして、あるストーブを勧めます。「遠赤外線で人体に吸収されやすい3.5μmの波長です。」といったような、いかに素晴らしい性能のストーブであるかを延々とおばあさんに説明します。そして一通りの説明が終わった後に、おばあさんが店員さんに聞きます。「ところで店員さん、このストーブは暖かいのかね?

この例では店員さんは、おばあさんに一番肝心な事が伝えられなかった事になります。
おそらく、おばあさんは店員さんが一生懸命、説明している間、退屈し「早く終わらないかな〜」と思っていたはずです。
つまり、いくら知識が豊富で饒舌で多くを語っても、相手の頭の中に映像が浮かんでくるような話をしてやらなければ、退屈でつまらない話になってしまうのです。

逆に、例えば今度は化粧品売り場で女性客に口紅の説明をするときに、相手の女性の頭の中に説明している口紅を使用して皆に「きれいになったねー。」なんて言われている映像を浮かばせてやる事ができれば、説明をしている間中、その女性客はワクワクと楽しさを感じ、そして、おそらくその口紅を購入するでしょう。

話を立体的にするコツですが、感情の入ったストーリーにするというのが大切だと思います。
私は中学や高校の歴史の教科書を特に楽しいと思って読んだ事はありませんが、登場人物の感情が入ったストーリーである歴史小説や大河ドラマは、とても楽しいです。ストーリーの無い、単なる説明や知識の羅列は、どうも面白くありません。
上のおばあさんのストーブの話でも「昔、私が電気屋さんで店員をしていた時、あるおばあさんに一生懸命ストーブの説明をしたんですが・・・」と、自分の体験談として、その時の感情を織り交ぜながら話をした方が相手は興味を持ってくれる話になるわけです。
(おばあさんのストーブの話は例え話なので、私が実際に経験した事ではありません)

人と会話をする時、少しだけ今までよりも感情というスパイスをふりかけて、ストーリー仕立てにして話してみて下さい。
きっと今までよりも魅力的な会話に変わると思います。

○自分の土俵に持ち込む
会話をする際、相手の話を熱心に聞くというのは、とても大切な前提です。
そして、相手の興味のある内容から話を始めるというのも、とても大切です。
人は自分の話を一生懸命、聞いてくれる人に対しては好感を持ちますし、自分にとって興味のある話ができれば、より楽しく嬉しいものです。
しかし、この段階では相手に好感を持ってもらっていても、まだ自分の売込みができていません。
相手により自分の魅力を感じてもらう為には次の段階として自分の売込みが必要です。
相手の話をよく聞き、相手が興味をもっている話をした後は、今度は自分の得意分野や興味のある事に少しずつ、話を切り替えて相手に対して情熱的に語るというのが大切だと思います。
自分の好きなことや得意なことを自慢ではなく、情熱的に語る姿というのは相手に対して自分の魅力を自然とアピールすることになります。これが、うまくできれば、相手からは多少、尊敬の念を持った好感を持ってもらえると思います。
“相手の話を熱心に聞き、相手の興味のある内容で会話をし、最後は自分の土俵で情熱的に語る”
一度、お試しあれ!

一般的に会話のハウツー本なんか読めば、会話のコツについて事細かに出ているかと思いますが、
相手に魅力を感じてもらい、良い人間関係を築く上で本にはあまり出ていない私なりのコツを書いてみました。

素敵な人間関係を築く為の会話のコツとして参考にしてもらえれば、幸いです。

 

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