有明山神社の天井絵

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有明山神社の神楽殿には、素晴らしい格天井絵があるんですが、この天井絵の存在は、案外、地元の人でも知っている人は少ないのかもしれません・・・。

ちなみに、有明山神社は、天の岩戸と有明山で紹介した山岳信仰に基づく神社で、有明山頂が本殿であり、有明山神社そのものは、拝殿って感じの神社でやんす。(^^;

旧豊科町の画家、藤森桂谷が東西奔走し、明治の代表的な画家、橋本雅邦をはじめ、全国や地元の画家51名が描き、神社の宝であると同時に、旧穂高町により有形文化財に指定されているようです。

僕は、芸術はよく分からんタイプではあるんすけど、1枚1枚には植物や木の実などが多く描かれており、優しい感じの絵で、しばし、上を見上げて眺めてしまいやした。植物好きの僕としては、「夕顔」や「柿」などの植物を描いたものが、好みですが、明治の大家、橋本雅邦が描いた「烏」が有名なようです。

普段は、神楽殿には鍵がかかり、入れなくなっていますが、見せて欲しいとお願いしたら、快く、開けてくれて、見る事ができやした。感謝です。(^^)

有明山神社神楽殿格天井絵

有明山神社の天井絵

 

そして、こちらが、橋本雅邦の「烏」

有明山神社の天井絵 烏

 

神楽殿の中には、後鳥羽上皇が領主仁科盛遠に国家安泰を祈願させ、建保3年(1215年)6月「暁時雨」と題して詠まれた「かたしきの衣手寒く時雨つゝ有明の山にかかるむら雲」(続古今集五八七番)という御歌を賜ったということで、それが、かかっていやした。

有明山神社神楽殿 後鳥羽上皇の歌

 

有明山神社神楽殿を外から

有明山神社神楽殿

 

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YASUKE YAMURA

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