烏川渓谷の紅葉状況
烏川渓谷もだいぶ、いい色になってきていました。
もちろん、烏川緑地のキャンプ場の辺りは、まだまだって感じですけど、大水沢の滝や延命水より上の方では、だいぶいい感じです。こちらも、今週末くらから見頃を迎えるような気がします。(^^)
満願寺の紅葉もいい感じです!!
満願寺のカエデもいい色になってきていました。満願寺の紅葉は派手さはありませんが、部分、部分で見ると、なかなか綺麗なもんです。個人的には、竹林と光に透ける紅葉したカエデの葉の組み合わせが、とても綺麗だと思いやした。(^^)
高瀬ダムの紅葉は既に見頃!!
今日はお天気が悪く、モヤもかかっていて、写真的には駄目ですが、高瀬ダムの紅葉は既に見頃を迎えとりました。やはり、例年より今年は紅葉が早いです。ただ、先日の台風で、高瀬ダムのダム湖は、思いっきり濁ってしまっており、あの美しいエメラルドグリーンのダム湖は見る影もないって感じでした。そういう意味では、今年の紅葉時期の高瀬ダムは、かなり残念です。(^^;
今年の夏の写真ですが、本来の高瀬ダムのダム湖の色合いはこちらをご覧ください。
高瀬ダムの紅葉は既に見頃を迎えてしまっていますが、高瀬渓谷の紅葉の見頃は今週末くらいの気がします。下の大町ダムから、七倉ダム、高瀬ダムと、圧倒的な紅葉を楽しめるかと思います。しかし、高瀬ダムほどではないにしても、大町ダムも七倉ダムも、今年はダム湖が濁ってしまっていて、本来の美しさが無いのは、残念なところです。(^^;
それでは、本日の高瀬ダムの紅葉状況をご覧ください。(^^;
イヌサフラン(コルチカム)が花盛り
今、安曇野では、あちこちでイヌサフラン(コルチカム)が咲いとります。
ピンクのなかなか綺麗な花ですが、イヌサフランは食用のサフランとは全くの別物で有毒植物です。最初に葉が出て、それが枯れた後に花だけが咲くわけですが、タチが悪いのが、葉だけの状態だと、山菜のギョウジャニンニクやギボウシに似ています。それで、誤食して中毒を起こすという事件がしばしばあるようです。
イヌサフランの球根や種には有毒のコルヒチンという物質が含まれています。
コルヒチンは毒ではあるんですが、鎮痛作用があり、痛風の薬として使用されるのは有名ですよね!!(^^)
また、コルヒチンは、細胞分裂の際、倍数体にする作用があります。それを利用して種あなしスイカが作られます。コルヒチン処理をして4倍体スイカを作り、それと2倍体スイカを掛け合わせると3倍体のスイカができます。3倍体スイカは減数分裂が出来ず、種が出来ないってわけです。
これって、中学だか高校の生物でやりましたよね!!
そう言えば、僕が子供の頃は、よく種なしスイカが売られていましたが、最近はあまり見かけないような気が・・・。
高瀬渓谷の紅葉状況
高瀬渓谷の紅葉状況です。
既に、だいぶ色づいていますが、まだ、もうちょっとって感じです。たぶん、来週末くらいが見頃になるような気がします。同じ高瀬渓谷でも、七倉まで上がると、だいぶ紅葉がすすんでる感じがしました。ちょいと、残念なのは、先日の大雨で大町ダムのダム湖の龍神湖が、濁っちゃっていて、あの鮮やかなコバルトブルーもしくはエメラルドグリーンが見られない事でしょうか・・・。
あの、絵具をぶちまけたような圧倒的な紅葉まで、あと暫く!! 今年は、もし、時間がとれたら、紅葉を見ながら高瀬ダムまで、歩いてみたいと思っていますが、どうなりますか・・・。
中房へ上がる途中の紅葉
中房へ上がる途中の道沿いは、まだ、見頃とまではいきませんが、それでも、既にかなり色づいていやす。毎年、紅葉が見頃になる少し前、ちょうど色づき始めた頃、見事な風景を見せてくれる中房橋付近は、今年は、ちょっと水の流れが多く、いまいちなのが残念ですが、それでも、なかなか見事な景観でした。(^^)
稲刈り後の田んぼと北アルプス
少しモヤがかかっちゃってますけど、それでも、良く晴れて、北アルプスが一望できる感じだったので、明科の長野自動車道近くから、稲刈り後の田んぼと一緒に撮ってみました。(^^;
今シーズン初めて見るクリタケ 有明の雑木林にて
今シーズン初めてのクリタケにお目にかかったのだ。(^^)
出はじめのクリタケは、まるでお菓子のキノコの山みたいな雰囲気で可愛らしい。キノコ嫌いの僕でも、採ってきて食べる数少ないキノコの一つだ。今年も、ほれぼれと見とれてしまうような見事なクリタケの株に出会えると良いのだけれど・・・。
ノコンギクと脱穀風景
安曇野では、今、田んぼの畔や道端など、あちこちでノギクの花が咲いています。個人的には、特にこの薄紫色をしたノコンギクが多いように思いやす。もしかしたらヨメナかもしれませんけど、たぶんノコンギクやと思います・・・。ちなみにノギクってのは、野生のキクの総称でやんす。(^^;
何気ない風景ですけど、今の安曇野でよく見られる風景ということで、このノコンギクから見る大天井岳方面と、稲の脱穀風景を撮ってみました。(^^)
ノコンギクの花から大天井岳方面を。
稲の脱穀風景。
こんな感じのおじいちゃん、おばあちゃんの農作業風景って個人的には好きなんですよね・・・。(^^)
ヌルデの虫こぶ お歯黒の原料をゲット!?
パッと見、まるで木の実のようにも見えますが、これはヌルデの虫こぶです。
ヌルデシロアブラムシという虫がヌルデの葉に寄生すると、ヌルデはそれに対する防衛反応で、こんな不規則な形をした、こぶを作ります。中は空洞になっていて、ヌルデシロアブラムシが入っています。このヌルデの虫こぶは五倍子(ごばいし)と言われ、タンニンを多く含み、タンニン酸、没食子酸の製造原料や、皮なめし、染料、インク原料に利用されやす。今はほとんどが中国から輸入されているようです。
今日、散歩をしていると、先日の強風のためか、この虫こぶが、たくさんヌルデの木の下に落ちていやした。そして、まだ、ほとんどのヌルデの葉が青い中、部分的に紅葉しているヌルデの葉をよく見ると、大抵、虫こぶが着いてる事に気づきました。ヌルデシロアブラムシに寄生されて、葉が弱って、早くに紅葉しちゃってるんでしょうね・・・。
このヌルデの虫こぶは古くはお歯黒の原料として使われていた事でも有名です。
お歯黒の成分は、鉄奨水(かねみず)と五倍子紛(ふしこ)からなっています。
鉄奨水は、沸騰させたお茶に焼いた古釘と飴、麹(こうじ)、砂糖などを入れて冷暗所で2~3ヶ月ほど保存したもので、主成分は酢酸第一鉄です。これは各家庭で混ぜるものなどが微妙に違い、それぞれの家に伝わる秘伝の作り方みたいなのがあったようです。ちなみに、臭いはかなりの悪臭らしいです。
五倍子紛は、ヌルデシロアブラムシが虫こぶから出て行った後のものを、乾燥させ、砕いて粉にしたもので、主成分はタンニン酸です。
こうして作られたお歯黒は、歯のエナメル質に浸透し、虫歯を予防していたわけですが、その歴史は古く、古墳時代にまで遡ります。聖徳太子もお歯黒の習慣があったらしいです。戦国時代には成人の儀式として定着し、江戸時代に入ると、女性のお歯黒が既婚女性を表すようになって男性のお歯黒は減少し、明治に入ると、お歯黒禁止令が出されて、以後、ほとんど見られなくなったようです。
この虫こぶがお歯黒の原料だったことを子供に話すと、「お歯黒を作ろう!」と言って、熱心に、虫こぶを集めていやした。鉄奨水を作るのがめんどくさいので、無理だと子供には話しましたが、よく考えたら、鉄奨水なんか作らなくても、酢酸第一鉄を買ってきちゃえばOKですね!ただ、作ってどうするんだって話ではあるんですけど・・・。(笑)
古くはヌルデの虫こぶから、お歯黒以外にも白髪染めも作っていたようですから、お歯黒よりも、僕の白髪染めを作った方が、実用的かな・・・。(笑)
この虫こぶを切ってみると・・・
中にはビッシリとヌルデシロアブラムシが。
よく見ると、羽のあるのがいますよね!こいつらは、これから、虫こぶから出て、飛んで行き、オオバチョウチンゴケというコケで幼虫を産んで越冬し、春になるとまたヌルデの木に戻ってきます。
中には五倍子(ヌルデの虫こぶ)目的で、ヌルデを植える方もいらっしゃるみたいですが、ヌルデシロアブラムシの生態を考えると、近くにオオバチョウチンゴケが無いと、ヌルデシロアブラムシが生きていけないので、虫こぶも出来ない事になります。だから五倍子目的の場合は、ヌルデとオオバチョウチンゴケの両方を植える必要があるって事ですかね・・・。(^^;
ちなみに6月に撮ったものですが、こちらがオオバチョウチンゴケです。